つぶやき・・・・213

   

”熊さんがおろおろしてる!”

                                                                          
                             人里にクマがあらわれ人に危害を加えている。
                             熊は人を襲うために山を降りてくるわけではない。熊が増えたためでもなさそうである。

                             社会に不都合な熊は次々に処分されるばかり。これでは熊の生態が壊されてしまうだろう。
                             猪も都合の悪い野生だ。どこかの首長は豚コレラ防疫のために猪を全部処分せよという意見さえ出した。

                             時とともに万物は変化していくものに違いない。さらに人間が不都合を払い除けることで、変化が加速されて行くのは心配だ。
                             といっても、科目別に学習した現代人が細分化された知識や技術を連携しても対応は容易でないだろう。                             

                             こんな折、科学と芸術の境目を意識せず研究した人を思い出す。レオナルド・ダ・ビンチだ。
                             空前絶後の世界観を持った天才は、人と動物のせめぎあいの今日をいかに判断するだろうか。                    

クマによる人身被害
 
                                                                        

2019.11.20

トップページへ戻る