その典型がインドネシアにある。1999年のこと。
養豚が盛んになり事業用地として森林開発が進んだ。
ところが、そこに棲んでいた蝙蝠のニパウイルスが豚に感染した。
さらに豚から養豚に携わる労働者にニパウイルスが拡散し50%が死亡したというもの。
自然界の生き物はそれぞれ同等の健康要素があると理解し、共存する方法を見いださねばならない。
人間だけを特別視できない、つまり、One healthという概念にもたどり着く。
地球の人間収容能力はやせ細ってきたようだ。
地球環境がどんどん攻撃的になり手が付けられない。
科学技術によるやりくりも限界なのかもしれない。
生物が穏やかに生活できるよう総合的に調整する仕組みはまだない。
2023.12.26
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