この牧場に飛び込んできた若者が一般的な牛の飼い方に罪意識を持ったという。
つまり、牛房に一生繋ぎっぱなしは本来の牛の姿に程遠い。
畜産業の効率を上げるにはこうせざるを得ないのが我が国の事情。
一方、山地酪農では生産効率は大変劣るが、牛は繋がれることなく寿命は延び、飼料を購入することはない。
ただし、この方式が地に着くまでには長くたゆまぬ努力があった。
中でも、この生産方式を理解し応援する消費者を掘り起こしたことが挙げられよう。
いまこそ山地酪農の精神は日本の酪農にとどまらず農業の将来を示唆しているように思う。まさにSDGS!!
2022.12.31
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