つぶやき・・・・196

   


家族崩壊

                                                                                                                             
                             婦人会が消えた。町内会が成り立たない。職場のOB会なんぞは縮小するばかり。
                             個人の利益さえ獲得すれば、面倒なことは避けたいという心情が優先されるようだ。

                             ここらの変化をゴリラや猿の生態から分析するのが山極先生。

                             まず、いかに家族という集まりができたかを考えねばならないという。
                             母親が未熟な子供を育てるためには、常時、男がそばにいて外敵から母親を守り食べ物を供給する必要があった。
                             これが家族の始まり。

                             しかし、現在では食卓を囲み食べ物を分かち合う必要は薄い。
                             さすれば家族のコミ二ケーションも乏しくなる。

                             そして家族と家族が助け合う自治会という共同体なんぞも不要となる。
                             互いに協力する必要性も共感する必要性すらも見いだせなくなる。
                             そうなれば個人の生活は今よりも効率的で自由になる。
                             しかし、他人と気持ちを通じ合わせることはなくなる。

                             迎えるのは、他を負かし自分は勝とうとする猿社会とも言え、平等でありたいという意識はなくなる。
                             そこには人の生活の安定性がなくなる。
                             任意の集まりも、家族崩壊の理由と共通だとある。

                             動物や昆虫の研究者は人の本性にも迫るね。面白い学問だ!  


                                                                    

2018.8.21

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