つぶやき・・・・157

 

 


良き時代、なぜ成り立ったか?

                                                                
                             
                             本ページ主の母親は散髪屋を営んでいた。
                             先日、機会あって、この散髪屋のお仲間さんと語った。

                             かつての散髪屋組合の「毎日銭」が話題になった。毎日の収入から一定額を貯金しようという企画だ。
                             中学生の私は、自転車で約10店を巡回してこの「毎日銭」を集め、農協の窓口に納めた。
                             そして、次の当番の店に通帳等を届け、手伝いを終えたものだった。

                             また、組合員とその家族で出かける温泉や旅行は和やかかつ賑やかであった。
                             更には、毎年、郡内にある散髪屋組合が集まり運動会も開催されていた。
                              同業者の集まりは、大変おおらかなものであった。貧乏なれど一生懸命働けばなんとかなる将来があったからであろう。

                             しかし、巨大資本が地域の様々な産業を破壊していく昨近では、この真似はできない。
                             「今だけ、自分だけ、お金だけ」で頑張らないと生活ができないわけだから。

                             一方、農村に想いを馳せると、かつての農家間の絆はどんなにか太いものであったろうと想像する。
                             なにせ各自の農地を守るためには、部落の組織に忠実でなければならなかった。

                             しかし、根腐れを起こしつつある今日の農業にみる農村集落の絆をどうか・・・。                                                                                           


2015.8.17

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